特別な日はいつもの日学生時代の友人Y(ママ)がもう何年も前に言った言葉。息子たちを遠く見つめながら「このまま大きくならなきゃいいのに」と。当時、その真意がまったく理解できなかった。「そんなの大きくなるに決まってる」「そんなこと言ったって成長は止められない」特に言葉は返さなかったけれど、内心そう思っていた。あれから何年経っただろう。今、まったく同じことを思う日々。大きくなるのは分かっている。成長するのも嬉しい。でも反面寂しい。時間の経過は容赦なく訪れ、「今」という時間を連れ去っていく。いつもの毎日が特別な時間。「小鳥の家族」の真意はここにある。2017.05.31 13:08
なにをするのもあれをしちゃダメ、これはやっちゃダメ、ダメ、ダメ、、、一日何回こどもたちにダメだししてしまうのでしょう。親として一番ダメなことだとはわかっていますが、ついつい口に出てしまう言葉。走ってもよし、寝ころぶもよし、砂の上は思いのほか、自由で安全です。危険なモノも、特にありません(海への入水だけは厳禁。砂丘は離岸流あり)。おとなも、こども心に戻り、ついつい走ったり、ジャンプしたり。なんだかおとなのほうが楽しんでいるかもしれません。それでもやっぱりこどものほうが遊びにかんしては一枚も二枚も上手。ここだけの時間と自由な空間が、鳥取砂丘には存在します。2017.05.31 12:54
朝がきた早朝4時。夏特有の朝の空気がひんやりと心地よく感じられます。日の出前30分頃から空が明るくなっていきます。夏のお日様はどうやら少しせっかちなよう。ギラギラとした陽射しを早く降り注ぎたいみたいです。砂丘で迎える朝。砂丘越しに眺める朝日。砂丘で夜を明かせば、家族で朝日を眺めるのも簡単です。眠い目をこすり、薄く目を開けさえすれば、そこに朝の光が射し込みます。「小鳥の家族」最年少参加者は8ヶ月のベイビー。大人からこどもまでが、同様に楽しめ、体感できる鳥取砂丘の朝。家族で迎えることができたなら、一生に一度の体験となることでしょう。2017.05.31 12:49
夜の帳が下りる頃鳥取砂丘では焚火、キャンプ、用足しなどの禁止事項があります。馬の背等への落書きも然り。ただ、砂の上で転がり、眠るのは、特に問題ありません。砂浜にシートを敷いて、海水浴をするのと同じように、夜の砂丘で眠りにつくのです。見上げれば、満天の星空。この数年間、砂丘でいくつの流れ星を見たことでしょう。あの流星は夢の中のまぼろしだったのかもしれません。なぜなら、撮影で走り回っていたカメラマンはいつも疲れ果て、砂の上に寝転んだ途端、深い眠りについてしまっていたからです。我が子と夢見る砂丘での一夜。一生に一度の体験が何年も続いています。2017.05.31 12:41
鳥取砂丘、夏の夕暮れ鳥取砂丘の夏の夕暮れは幻想的です。そしてなんだか、せつなくもなります。2016年8月、マイトリーの歌姫、森田さやかさんの歌声が鳥取砂丘に響き渡りました。ギターの持田陽平さんが奏でる音色は夕日に染まるようでした。あの夏、君と聴いたこの歌。10年、20年、経っても色あせないもの。写真と音楽の共通点かもしれません。2017.05.31 12:34
ある夏の日の撮影会日中~夕方にかけての家族写真撮影会。鳥取砂丘を舞台にこどもたちは自由に駆け回り、大人たちは童心に返ります。砂丘の風は心地よく、気持ちを和らげてくれます。大切な家族の一枚、きっとかけがえのない宝物となることでしょう。2017.05.31 12:22