夜の帳が下りる頃

鳥取砂丘では焚火、キャンプ、用足しなどの禁止事項があります。馬の背等への落書きも然

り。ただ、砂の上で転がり、眠るのは、特に問題ありません。砂浜にシートを敷いて、海水

浴をするのと同じように、夜の砂丘で眠りにつくのです。見上げれば、満天の星空。この数

年間、砂丘でいくつの流れ星を見たことでしょう。あの流星は夢の中のまぼろしだったのか

もしれません。なぜなら、撮影で走り回っていたカメラマンはいつも疲れ果て、砂の上に寝

転んだ途端、深い眠りについてしまっていたからです。我が子と夢見る砂丘での一夜。一生

に一度の体験が何年も続いています。

小鳥の家族×鳥取砂丘

鳥取県出身の写真家、水本俊也が2013年から行っている写真プロジェクト「小鳥の家族」。翌2014年からは撮影の舞台に日本一を誇る鳥取砂丘を加え、日中から夕方にかけ、家族写真を撮影。夜には砂の上に寝転んで満天の星空を眺めるプログラム。早朝には砂丘越しの日の出の雄大さを実感できる。2017年には星取県(鳥取県)ライトダウンキャンペーン関連イベントとして開催。因州和紙で作品制作を行っている。